日本酒の飲み方が知りたい!初心者でも楽しめるアレンジもご紹介!

日本酒はフルーティーなものやキリッと辛口な味わいのものまで、バラエティに富んだ風味が魅力的です。しかし種類も多く、初心者が気軽に手を出しにくい印象があるかもしれません。そこで今回はどういったものを選べばよいのかわからない方や、日本酒が苦手な方でも楽しめる方法をご紹介します。誰でも飲める日本酒のもつ魅力や奥深さを知って、より気軽に日本酒を楽しみましょう。

1. 日本酒の選び方

日本酒にはさまざまなタイプのものがあり、初心者は迷ってしまうかもしれません。選ぶ基準になるものには味わいやアルコール度数、食事の内容などがあります。まずは試して自分に合う日本酒を見つけてください。

1-1. ラベル表示をチェック

日本酒のなかでも、一定の基準を満たした日本酒は「特定名称酒」と呼ばれます。吟醸酒・大吟醸酒・本醸造酒・特別本醸造酒、純米酒・特別純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒に分かれます。特定名称酒以外のものは、普通酒または一般酒と呼ばれるのです。ラベルを見てどういった種類の日本酒か確認してみましょう。

1-2. 味わいで選ぶ

日本酒は香りや味わいによって「爽酒(そうしゅ)・薫酒(くんしゅ)・、醇酒(じゅんしゅ)・熟酒(じゅくしゅ)」の種類に分けられます。それぞれの特徴について解説しましょう。

「爽酒(そうしゅ)」は「爽」という文字が示す通り口当たりも軽く、スッキリとした飲み口です。フレッシュな香りで、食事に合わせやすく冷やして飲むと清涼感が際立つでしょう。本醸造酒や生酒、普通酒などが分類されます。湯豆腐やシュウマイなど、味付けが薄めの料理に合います。
「薫酒(くんしゅ)」はフルーティーな香りや花のような香りが楽しめるものもあり、味は辛口から甘口までさまざまなものがあります。吟醸酒や大吟醸などが分類されます。お刺身やおひたし、カルパッチョなど素材を活かした料理を合わせるとよいでしょう。
「醇酒(じゅんしゅ)」は「醇」という字は、濃厚という意味がありコク深い味わいのものを指します。日本酒らしい、米の風味が生きたお酒です。純米酒などが分類されます。味付けが濃くコクのある料理。煮魚やバターなどを使った洋食、肉料理に合います。
「熟酒(じゅくしゅ)」は長い時間をかけて熟成させたお酒で、ナッツやドライフルーツにも例えられる複雑な風味と香りが特徴です。古酒などが分類されます。脂の多く、味の濃い料理。うなぎやフォアグラ、クセが強いチーズなどを合わせるとよいでしょう。

初心者は軽めでクセの少ない「爽酒」から試し、その後他の種類を試してみましょう。

2. 日本酒の楽しみ方①温度を変えて楽しむ

日本酒は熱燗から冷酒まで温度によって風味が変化し、多彩な楽しみ方ができるお酒です。その時の気分に合わせて、また季節に合わせて飲み方を選べます。日本酒の飲み方は、温度によって冷酒(冷やす)・冷や(常温)燗酒(温める)の種類があります。それぞれの違いを見てみましょう。

2-1. 冷酒(冷やす)

日本酒は冷やすとシャープな味わいが引き立ちます。生酒や本醸造酒などの爽酒、吟醸酒や大吟醸薫などの薫酒におすすめの温度です。冷酒は温度によって雪冷え(5℃)、花冷え(0℃)や涼冷え(1℃)に類されます。日本酒は冷やすとクセが薄くなるため、飲みやすくなる特徴があるのです。

2-2. 冷や(常温)

冷やという呼び方は冷蔵庫がなかった時代の名残で、今では常温(20℃~25℃程度)のことを指します。冷やはお酒そのものの味が分かりやすいため、純米酒などの醇酒や熟酒がおすすめです。

2-3. 燗酒(温める)

燗酒には「ぬる燗(30~40℃)」、さらに温度が高い「熱燗(50~60℃)」があります。ぬる燗は香りがやわらかく味もまろやかで、純米酒などの醇酒だけでなく本醸造などの爽酒、吟醸酒などの薫酒にも合います。好みに合わせて楽しんでみましょう。
熱燗はよりお米の旨味と甘味が強く引き出されるため、日本酒の風味をとことん楽しみたい方におすすめです。飲みにくいと感じる場合は、少し冷ますとまた違った風味になります。また辛口を好む方には熱燗の中でも、より温度が高い「飛び切り燗」がよいでしょう。熱燗には純米酒などの醇酒、本醸造酒などの爽酒が合います。

3. 日本酒の楽しみ方②アレンジして楽しむ

日本酒の楽しみ方は温度を変えるだけではありません。実はアレンジして楽しめるので、時にはいつもと違う日本酒を味わってみてください。

3-1. ソーダ割り(ハイボール)

氷を入れたグラスに日本酒と炭酸水を1:1または、4:6の割合で注ぎます。初めて日本酒を飲む方やアルコールに弱い方におすすめです。さらに柚子やすだち、かぼすなどかんきつ類を添えてもさわやかでより飲みやすくなります。

3-2. ロック

氷を入れて飲むロックで楽しめす。氷が溶けることでアルコールが薄まるので、お酒に弱い人でも飲みやすくなるほか、温度が下がることでシャープな香りや味を楽しめるでしょう。

3-3. 水割り、お湯割り

水やお湯で割るアレンジもあります。水やお湯で割るときは日本酒8、水またはお湯2の割合で作りましょう。日本酒本来の味わいが薄まらず飲みやすくなります。

3-4. カクテル

ライムジュースと割る「サムライロック」やトマトジュースと割る「レッドサン」など、日本酒ベースのカクテルがあります。

4. まとめ

日本酒選びは、まずラベル表示を見てどういった種類の日本酒かをチェックすることから始めましょう。種類によって合う料理や温度など楽しみ方はさまざまあるので、自分に合った日本酒を探してみてください。 錦糸町の「食彩たつ」では、全国から選び抜かれた日本酒を多数取り揃え、お客様のお越しをお待ちしております。毎朝豊洲市場で仕入れる新鮮な食材を使い、料理人が魂を込めた料理と季節によって品揃えを変える日本酒で、旬を堪能していただける場所となっております。宴会から一人飲みまで、おいしいお酒とお食事は「食彩たつ」におまかせください。